(一体何処に隠れていたの?一応探したはずだった……。そうかパパもこうして襲われたのか……)
そう思った瞬間。
「逃げろー!!」
パパの悲鳴が広がった。
その時携帯電話が又唸っていた。
(そうだあの時マナーモードにしておいたんだ……。えっ嘘!? そんな馬鹿な……)
さっきは雅からのメールだった。
今度は何?
私はただ呆然としていた。
もう何も考えられなくなっていた。
それは又雅からのメールだった。
『ウチの兄本当に知らない?』
(何だ!? 又ウチの兄? ……って雅に本当に兄弟が居たの?)
『さっきから何? 此処にはそんな人居ないよ』
又そう返そうとしたら何かが動いた気がした。
(もしかしたら雅にお兄さん!? でも骸骨だったりして……)
乙女の鮮血も大変な問題提起だと思う。
でも今、確実に進行しているかも知れない事態があった。
そう目の前の骸骨……
キャプテンバッドが目を覚まそうとしていた。
魔法の鏡に魅入られたキャプテンバッド。
幾度も幾度も甦って、人々を鏡の世界に閉じ込めては楽しんでいたのではないだろうか?
もしそうだとしたら、今度の犠牲者は私達なのだろうか?
その時……
又携帯電話が唸った。
(えっ!? 今度は一体何!?)
私は考えた。
でも答は出ない。
(あっ、そうか。目覚ましか?)
私は携帯電話を目覚まし時計代わりに使用していたことを思い出した。
それでも着信遍歴を見る。
(雅? 何で又雅が? この時代に通じる筈がないのに……。あっ、そうか! さっき風呂場でかかってきたやつか? あれつ、私からかけたのだったかな?)
もう何が何だか解らなくなっていた。
でも……
目の前の骸骨があるのは事実だった。
「イヤだ! やっとパパと逢えたのに……」
私とチビはパパに取り、足かせを一生懸命外そうとしていた。
それに気付き、私も参戦する。
それでもビクともしない。
「パパは大丈夫だ。殺すつもりならとっくに遣られていたさ。だから大丈夫」
パパはそう言いながら、チビの手から合わせ鏡を預かった。
「この鏡がきっとパパを守ってくれる。だから逃げてくれ」
パパは私達の手をそっと外した。
そう思った瞬間。
「逃げろー!!」
パパの悲鳴が広がった。
その時携帯電話が又唸っていた。
(そうだあの時マナーモードにしておいたんだ……。えっ嘘!? そんな馬鹿な……)
さっきは雅からのメールだった。
今度は何?
私はただ呆然としていた。
もう何も考えられなくなっていた。
それは又雅からのメールだった。
『ウチの兄本当に知らない?』
(何だ!? 又ウチの兄? ……って雅に本当に兄弟が居たの?)
『さっきから何? 此処にはそんな人居ないよ』
又そう返そうとしたら何かが動いた気がした。
(もしかしたら雅にお兄さん!? でも骸骨だったりして……)
乙女の鮮血も大変な問題提起だと思う。
でも今、確実に進行しているかも知れない事態があった。
そう目の前の骸骨……
キャプテンバッドが目を覚まそうとしていた。
魔法の鏡に魅入られたキャプテンバッド。
幾度も幾度も甦って、人々を鏡の世界に閉じ込めては楽しんでいたのではないだろうか?
もしそうだとしたら、今度の犠牲者は私達なのだろうか?
その時……
又携帯電話が唸った。
(えっ!? 今度は一体何!?)
私は考えた。
でも答は出ない。
(あっ、そうか。目覚ましか?)
私は携帯電話を目覚まし時計代わりに使用していたことを思い出した。
それでも着信遍歴を見る。
(雅? 何で又雅が? この時代に通じる筈がないのに……。あっ、そうか! さっき風呂場でかかってきたやつか? あれつ、私からかけたのだったかな?)
もう何が何だか解らなくなっていた。
でも……
目の前の骸骨があるのは事実だった。
「イヤだ! やっとパパと逢えたのに……」
私とチビはパパに取り、足かせを一生懸命外そうとしていた。
それに気付き、私も参戦する。
それでもビクともしない。
「パパは大丈夫だ。殺すつもりならとっくに遣られていたさ。だから大丈夫」
パパはそう言いながら、チビの手から合わせ鏡を預かった。
「この鏡がきっとパパを守ってくれる。だから逃げてくれ」
パパは私達の手をそっと外した。


