「バレンタイン…」



「真尋はもちろん、高瀬くんにあげるよね?」




「えっ⁉︎なんで…?」




「なんでって…バレンタインは好きな男の子にチョコを送る日、だよ?」



「そ、そうなの〜⁈仲のいい友達にあげるんじゃないの⁉︎」



「まさか…真尋がこんなに天然だとは…」



「天然じゃないもん。ていうか、男の子に興味なんてなかったから…」