「じゃあ、私も教えない!」


すると、高嶋くんは、


「…わかった。」


と言って、教室を出ていってしまった。


高嶋くんが出ていってすぐに、


菜緒ちゃんが来た。


「芙佳、おはよう 」


「おはよう、菜緒ちゃん… 」


「あれ?芙佳、顔真っ赤だよ?

大丈夫?」


「だ、大丈夫だよ!」


私まだ顔 赤かったんだ…。


早くもとの色に戻って!私の顔!


私がそう願っていると菜緒ちゃんが、


「そういえば…さっき高嶋も顔真っ赤にしてどこか行ったよ?」