芙佳side


朝、私はいつもより早めに学校に来た。


そして、教室に入ると高嶋くんに挨拶された。


「小林、おはよう 」


「お、おはよう 高嶋くん… 」


あれ?


教室を見渡すと、今教室に私と高嶋くんしかいなかった。


「あのさ…小林に聞きたいことあるんだけど…今いいか?」


「うん、いいよ!」


高嶋くんが私に聞きたいこと…なんだろう?


「 突然で悪いんだけど… 」


「うん?」


「小林の好きな人って誰?」


「ほぇ?」


顔に熱が集中するのが自分でもわかった。


絶対今私の顔真っ赤だ。


でも高嶋くんが突然変なこと聞いてくるから!


しかも、変な声でたよ私…。


そもそも、


高嶋くんに私の好きな人言ったら告白したも同然じゃん!


「い、言わない!」


私がそう言うと高嶋くんは…