現在高校1年生の夏。



私、森川 明日美。
幼なじみで今は全然会話もしない、
中瀬 琢磨が好きでいる。


中瀬と先生に呼ばれてるのを聞いて異常に反応してしまう…






ただの片想いだしもう忘れて次の恋。なんてそうそう行けるはずない




「明日美可愛いいのになんで誰とも付き合わないの?理想高いとか?」


思いっきり私の視界全部に入ってきたのは、湯川 泉。
中学から一緒でよく琢磨の相談に乗ってくれる1番の女友達。




「もおー。泉知ってるくせにー。
私だって彼氏ほしいよ〜!!」


つい勢いで少し大きな声を出してしまったことに恥ずかしみを持った。
…今の絶対琢磨に聞かれてた。




その反応を見たくて琢磨の方を見ても
まだ教室の出入り口で先生と話していた。
嬉しいような少し残念なような…。


「明日美〜片想い歴何年?」






わからない。
もう10年近くなのかな…

気づいたらいつも隣にいて、いつの間にか好きになっていたから。