廊下ですれ違っても
クラスのドアから私がどんなに
奥田を見てても
奥田は気付かない
もう1度奥田と話したい・・!
会話をしたい・・!
あのときのお礼を言いたい・・!
でもダメだった
もう今にも泣き出しそうな私をみて
雲母がどうしたの?って言ってくれた
雲母にその話をすると
「ことせ、あなたは恋愛ってことを
知らないの?きっとそれは
奥田くんのこと好きなんだよ?」
「す・・き・・・・・?」
「そう。恋って人をあっけなく
傷つけるけどその分人を簡単に
喜ばせちゃうの。だからみんな恋を
する。必ず誰かを好きになるの!」
「ねぇ雲母は誰かに恋してるの?」
「うふふ。してるよ」
「だれだれ?」
「幼馴染の~~~~だよ♡」
「へ~しらないやぁ。何組?」
「奥田くんと一緒よ」
「ははじゃあおそろいだね」
「うん。ことせと私は恋仲間よ♡」
「うん!」
