ついたのは隣の教室
「おお~い雅紀~」
水希が呼んだのは小田雅紀
(おだまさのり)
同じ卓球部でオレと同じくらいの実力
「おおなんだ?」
「雅紀、おまえ岡田さんと仲良かった
よな?」
「ええっ?!そうなの?」
「志温は黙ってろ」
「あ、はい」
「ああまあまあな」
なんで?なんで?雅紀仲良いんだよ?
「へ~どんくらい?」
オレが心の中でムカムカしてるのにも
かかわらず、二人は話を続ける
「まあ前パラソンで焼き肉会があってさ
その時の企画でダブルスがあったん
だよパートナーはクジなんだけど
それでオレと茉奈ちゃんはペアだった
わけ」
「ああそれで仲良くなったってわけね」
「まあざっくりいえばね」
「へ~」
「で?何の用だ?」
「おお、おい、志温自分で言えよ」
「実は・・・」
