ただしイケメンにかぎる。

あれから何日か経ち、花房君からのボディタッチはなくなった。

10秒経ったわよ?

って…冷たすぎたかしら。

でもこれで、通常業務に戻れる。

「咲子さんお疲れ様です」
「花房君!お疲れ様。」

そんな会話のやりとりはしてもそれっきり。

バイトの合間に絡んでくることもないし、帰り道に待ちぶせしてることもない。

これで良かったんだ。

ほらね、やっぱり大学生なんてそんなもんよ。

他にいい子が出来れば、自分の手の中に入らないオンナなんてどうでも良くなる。

花房君も、そんなオトコの1人だったんだわ。

「待てよ!悠里!」

花房君の声が聞こえた。

誰か呼んでるみたいだった。

視線の先には、女子高生の手を掴んでる花房君の姿が見えた。

ほらね、やっぱりオトコって若い女の子が好きな生き物なのよ…