パーティーがお開きになって、
ベルは気を使って
ハトナとタシーを連れて
一足先に自分にあてがわれた
客室へ帰っていく。
王と王妃は専用の
邸内馬車にのって自室へ
アル王子はレヒューラを送っていく。
私は・・・そんなみんなを見送りながら
月を見上げていた。
かけ始めているけど・・・明るい月・・・
ラルの色の空・・・
明日には・・・
わかってるよ
・・・だけど、淋しくて・・・
目が覚めてからずっと
幸せだったから・・・
まさかこんなに早く
離れなきゃいけなくなるなんて・・・
「姫、飛びますよ」
そう、優しく
この夜空に溶けるようにラルが言う。
私は、声がでなかった
・・・声を出すと・・・
きっと泣いちゃいう・・・
無言で両手を突き出して、
ラルの首が届くところまで
降りてくるのを待った。
そんな子供っぽい仕草に、
フッと彼は目を細める。
そして、屈んで私に抱きつかせて、
横抱きにしてくれる。
ベルは気を使って
ハトナとタシーを連れて
一足先に自分にあてがわれた
客室へ帰っていく。
王と王妃は専用の
邸内馬車にのって自室へ
アル王子はレヒューラを送っていく。
私は・・・そんなみんなを見送りながら
月を見上げていた。
かけ始めているけど・・・明るい月・・・
ラルの色の空・・・
明日には・・・
わかってるよ
・・・だけど、淋しくて・・・
目が覚めてからずっと
幸せだったから・・・
まさかこんなに早く
離れなきゃいけなくなるなんて・・・
「姫、飛びますよ」
そう、優しく
この夜空に溶けるようにラルが言う。
私は、声がでなかった
・・・声を出すと・・・
きっと泣いちゃいう・・・
無言で両手を突き出して、
ラルの首が届くところまで
降りてくるのを待った。
そんな子供っぽい仕草に、
フッと彼は目を細める。
そして、屈んで私に抱きつかせて、
横抱きにしてくれる。

