当のラルだって
本当は寝る間もないほどの
書類整理や後始末が
まだまだ残っている状態だった。

レヒューラが戻って来てくれたけど
・・・かといって私と・・・
そのイチャイチャしてる
場合ではないだろう・・・

私・・そんな事ばかり考えてしまう・・

って!!そうじゃなくて!
私に何か手伝えたらいいけどって話。
残念ながら
レヒューラの様な頭脳はないし
私がラルと一緒に居たい
という以外の、
残る理由を探せなかった。

丁重に感謝を述べつつ
ベルと帰還すると申し出た。
ラルは不満そうな顔をしていたけど、
彼も自分の立場はよくわかっている。

ずるずると処理を伸ばすわけにも
いかないと冷静に判断したのだろう。