翌日

ピロリロリン…ピロリロリン…というケータイのアラームに起こされ起きた。

「入学式か。ダル。」
そう言って支度をし始めた。
制服ゎブレザー。少しダサいけど私ゎ気に入ってる。ずっと憧れてた制服。こんな気持ちで着たくない。だけど着る。
髪の毛ゎどうしようかな。ポニーテール?編み込み?2つ?三つ編み?人の第一印象ゎ大事だって聞いたから少しでもお洒落をしないとと、焦る。
もしかしたら、新しい恋ができるかもしれないし…

「ふうー?起きてるの?ご飯食べないとだめだからねー?」
あ、お母さんだ。朝ごはん…朝ごはんわすれてた!!
「あ、はーい!今行く!」
入学式でお腹なんてなったらどーするのよ私!!ほんとだめだ。ぼけてる笑

制服にご飯をこぼしてしまったら嫌なので部屋着に着替えて髪の毛ゎ後ろでとりあえずゆるくしばって朝ごはんを食べはじめた。

今日の朝ごはんゎなんだか豪華だ。
お母さん張り切ってるなあ。

「そーだ、ふうにちゃん、ライ君とゎどお?中学校離れちゃうんでしょ?」

お母さんゎなにもしらないのゎわかってるけど。だけど。むしゃくしゃしてきて、あーあー。もー。気分悪い。

「昨日別れた。」
私ゎそれだけ言ってご飯をやめて歯磨きまでの、30分間をストレッチに使った。
これゎ、私の日課だ。歯磨きゎなにか食べ終わってから30分間あけないと意味がないときいてから、身についた日課。その時に心を落ち着かせないと…

そして、歯磨きをし身支度を、終わらせ、靴をはいて学校へ向かった。



_柏木中学校_


私の通う学校。

クラス表。同じ小学校の子なんていない。
見たって仕方ない。とりあえず自分のクラスのところだけみて担当の先生に靴箱を教えてもらい学校の中へ足を踏み入れた。

教室へ入る。
皆知らない人だらけ。転校なんてしなければよかった。そしたらライ君とも別れてなんかなかったかもしれないのに。
今だって独りじゃなかったかもしれないのに。

担当の先生が皆をよぶ。並んで体育館へ行った。

吹奏楽部の演奏ゎみごとだった。
先輩達ゎ皆綺麗な人ばっかりだった。
なんだかとても中学校が誇りに思えた。