大丈夫なんか言えないよ

もう狂い始めたネジを治す術はなかった

真実だろうと、嘘であっても

あたしは君を信じれなかった



当たり前に来ていたラインも

夜中の長電話も

記念日でもないのに

笑いながらお祝いすることも

寂しさを埋めるために

一緒にいた日々も

君を信じれなくて

涙が溢れた電車も

君に会いたくて

居場所もわからない君を探したことも

全て全て

本当の愛だった


二人で居れた日々も

思い出も

気持ちも

温もりも

言葉も

全部全部

空想で妄想だったと

狂い始めた歯車が囁いてくる


闇へ紛れ込んだこの思いが

全て嘘になれば楽になれるのに

傷を負ったことも

全て気のせいに慣れればいいのに


なのに今日も

この闇の中から

光が差し込むのを

期待する事しかできない


ほら

また

ネジが狂い始めた


また君への思いが

涙となりこぼれていった