どこからかけ違えたのかな
あの日電話して
会いたいって言えば
良かったのかな


あなたの語りかけるような
温かい話し方が好きだった

何を話しても
黒目をなくすぐらい笑うあなたが
大好きで
隣にいるだけで幸せに思えた

恋愛体質じゃないって
上手くいかないこと1つあっても
ポーカーフェイスで居れるって
思ってた

さよならを告げたのはあたし
許せなかったのもあたし
お揃いの指輪を投げ捨てたのもあたし
惨めな気持ちになったのもあたし

【もし叶うなら…】
入力して消して入力して送れなくてを
続けて半年が過ぎた

夜の2時はベッドに潜って
受話器越しに愛を確かめあった
二人でくだらないこと話して
二人で背中を押しあった

いつまでも続くと思ってた


どこから信じれなくなったのかな
あの日ごめんねって
素直に言えたら
何か変わっていたのかな


あなたの我武者羅に
一生懸命に頑張る姿が好きだった

疲れてる時でも
頭ぽんぽんしてちゃんと
一から聞いてくれるあなたが
隣にいるだけでまた頑張れた

仕事が優先って
男勝りの性格でも
甘え方を知らなくても
自然と甘えさせてくれていた

頑張り屋のあなたを疑ったのはあたし
弁解の話を聞かなかったのもあたし
愛を欲しくてもがいてたのもあたし
誰よりもあなたの傍に居たかったのもあたし

【会いたいよ…】
入力して消して入力して送れなくてを
続けてそうしてまた半年が過ぎた

休日はたまには遠出して
連休ならゆっくりと愛を確かめあった
二人でくだらないことで喧嘩して
二人で二人だけの愛を作っていった

いつまでも続くと思ってたのに


あれからもう3年も立ちました

未だに送れないメールは
未送信のままこの携帯に残っています

【元気でいますか?
私は新しい街で我武者羅に働いて
落ち込んでまた前を向いて歩いています。

あの日あなたに言えなかった言葉は
あなたにだけ愛されたかった
後回しになんかしてないで
あたしを見て欲しかった。

でもあなたを信じれなかったあたしを
許してくれませんか?

もう二度と会うことはないけど
いつかまた会えたら
笑顔のままの二人でいたいなと
思っています。

あなたの幸せを願ってます。

追伸

あなたの姿を見ていたから
今のあたしがいます、感謝してます。
ありがとうございました】



また送れないメールを
未送信ボックスに残して
一人じゃ大き過ぎるベッドに
潜り込んでまた眠りにつく

いつかまた送れる日を信じて