「あれから1年。 時がながれるのも、早いよな。」 恭朶くんがそういった。 「うん。すっごく早く感じる。 そして、まだ梨乃が亡くなった。 って実感がないんだよね。」 「私も。」 「俺もだよ。」 みんな、おんなじこと思ってるんだな。 そして、この1年で、 梨乃の存在が、いかに大切かわかった。