「そうだな。 きっと、梨乃もいる。」 「さっ、いこう。」 私たちは、卒業式を始める、体育館の中に、足を踏み入れた。 みんなが席に座ると、順番に名前を呼ばれていく。 「中西椎乃。」 「はい。」 「福野恭朶。」 「はい。」 「相沢琴羽。」 「はい。」