「来てくれたんだ……。」 2人は、入るなりすぐに、私に近づいた。 「お姉ちゃん。 この人たちだぁれ?」 「お友達だよ。」 「お友達? ……いーな。お友達。 水菜は、お友達、いないの。」 「そんなことないよ。 水菜ちゃんは、私のお友達。」 「ほんとに?」 私はうなずいた。 「やったぁ。 はじめてのお友達だ~。」