「俺はさ、上手く言えねぇけど、
梨乃は俺にとってかけがえのない存在なんだ。

だから、梨乃がいない世界なんて、
ありえない。想像できるはずがない。

死ぬなんて、嘘だ。」


「…恭朶……。」


私は、恭朶に、そっと口付けをした。