「じゃあ、明日から思い出作り始めるよ~。 私のこと忘れないように、ね。」 「うん。」 「ちゃんと、福野くんにも言って、思い出作ってよ? じゃないと、後で後悔すると思うから。」 「近いうちに言う。」 「そうしなよ。 じゃあ、私、まだ一緒にいたいけど、塾だから。」 「うん。バイバイ。」 「また明日。」 そういって琴羽は帰っていった。