「私たちも、水菜ちゃんに負けないようにしないとね。

いーっぱい笑おっか。」


「ああ。」


「うん。」


「じゃあ、帰ろ。」


私たちは、梨乃ちゃんのお墓をあとにした。

そして、新しい人生の扉を開けたのだった。