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ぼーっとする頭に喝を入れるように立ち上がりうーっと大きく伸びをした。



そして、太ももの横の辺りをパンと叩いた。



ズボンの上から叩いたからか乾いた音ではなく、鈍い音がした。



カーテンを開け、大きく光を浴び、今日の1日を乗り切ろうと心に決めた。


そして、出原を迎えに行こう。


そう決めた。