***
出原くんを目の前にするとたくさんの思い出が一気に蘇ってきた。
…呼びかけにも気付かないくらい思い出に浸ってしまっていた。
ふと我に返って出原くんの顔を見ると、今にも吹き出してしまいそうなくらい笑っている。
その笑顔にもまた引き込まれそうになってしまう。
「あっ……えっと、さっきから呼びかけていたんだけど……」
「あっ!!えっ…!!ごめんなさい」
自分で呼び止めたのにずっと無視してるように思われていたなんて……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…