竜太郎は黒部孝夫にも、店の件を洗いざらい話した。
黒部は杉田にかなり失望した様子だ。
「カッちゃんにはガッカリだな。リュウちゃんの気持ちを知った上で譲渡の話を受けるなんてさ」
「ホント最低だよ」
「でもさ、これで目標を絞れたんだから、いい機会だと思ってプラスに考えなよ」
「うん、俺もそう考えてんだ」
「それにラーメン屋を完全にやれなくなったってわけじゃないだろ」
「え?それどういう意味?」
「だってラーメン屋は何も『らあめん堂』だけじゃない。その気になりゃ、頑張ってホントのリュウちゃんだけの店を出すことだってできるんだ」
「あ、そっか。店を継ぐってことにこだわらなきゃいいんだよね」
「その通り。まあ高校卒業まであと一年以上あるんだ。それまで何を目標にするか、じっくり考えてもいいんじゃないか」
「そうだね」
「リュウちゃんが何をやるにしても、それは自分で決めた道さ。俺は応援するよ」
「ありがとう、タカさん!」
竜太郎がヤケを起こさないのは、やはりこの黒部と、そして薫のおかげである。
その二人がいれば、家にいる一年ちょっとなんて耐えられるはずだ、と竜太郎は強く思った。
黒部は杉田にかなり失望した様子だ。
「カッちゃんにはガッカリだな。リュウちゃんの気持ちを知った上で譲渡の話を受けるなんてさ」
「ホント最低だよ」
「でもさ、これで目標を絞れたんだから、いい機会だと思ってプラスに考えなよ」
「うん、俺もそう考えてんだ」
「それにラーメン屋を完全にやれなくなったってわけじゃないだろ」
「え?それどういう意味?」
「だってラーメン屋は何も『らあめん堂』だけじゃない。その気になりゃ、頑張ってホントのリュウちゃんだけの店を出すことだってできるんだ」
「あ、そっか。店を継ぐってことにこだわらなきゃいいんだよね」
「その通り。まあ高校卒業まであと一年以上あるんだ。それまで何を目標にするか、じっくり考えてもいいんじゃないか」
「そうだね」
「リュウちゃんが何をやるにしても、それは自分で決めた道さ。俺は応援するよ」
「ありがとう、タカさん!」
竜太郎がヤケを起こさないのは、やはりこの黒部と、そして薫のおかげである。
その二人がいれば、家にいる一年ちょっとなんて耐えられるはずだ、と竜太郎は強く思った。
