彫像の薄い唇が開いた。
「若い人は、いいですね。迷いも恐れもない。
そこが怖いところでもあるのですが」
「あの・・・鳥がいたんですね」
「ああ、あれはセーカーハヤブサです。美しいでしょう?
どこかの動物園か野鳥園から逃げてきたらしいのですが、
ここが気に入ったのか、しょっちゅう遊びに来てくれます。
名前は『ヒミコ』。声をかけてやると、喜びますよ」
アルが真面目な顔で言うので、夏海はヒミコに向かって声をかけた。
「こ、こんにちは。ヒミコちゃん、よろしくね」
ヒミコはじろじろと夏海の顔を見ていたが、あきらかに馬鹿にした様子で
フンと横を向いた。
何事もなかったようにアルが話を進める。
「では、夏海さんのお話を聞かせていただきましょう。
そのあとで報酬について相談し、最終的に引き受けるか引き受けないか
判断させていただきます」
「はい、よろしくお願いします」
夏海は反射的にぺこりと頭を下げた。
カモミールティーをもう一口飲むと、ひとつ深呼吸をした。
「若い人は、いいですね。迷いも恐れもない。
そこが怖いところでもあるのですが」
「あの・・・鳥がいたんですね」
「ああ、あれはセーカーハヤブサです。美しいでしょう?
どこかの動物園か野鳥園から逃げてきたらしいのですが、
ここが気に入ったのか、しょっちゅう遊びに来てくれます。
名前は『ヒミコ』。声をかけてやると、喜びますよ」
アルが真面目な顔で言うので、夏海はヒミコに向かって声をかけた。
「こ、こんにちは。ヒミコちゃん、よろしくね」
ヒミコはじろじろと夏海の顔を見ていたが、あきらかに馬鹿にした様子で
フンと横を向いた。
何事もなかったようにアルが話を進める。
「では、夏海さんのお話を聞かせていただきましょう。
そのあとで報酬について相談し、最終的に引き受けるか引き受けないか
判断させていただきます」
「はい、よろしくお願いします」
夏海は反射的にぺこりと頭を下げた。
カモミールティーをもう一口飲むと、ひとつ深呼吸をした。
