逢わせ屋~美形霊媒師に恋をして~

「そこで私の出番となるわけです。

私は眠りに落ちた依頼者の魂を死者の世界へ導き、
生きていた時と全く同じようにリアルな時間を、
お二人に過ごしていただきます。

体感的には、ほんの十五分ぐらいのあいだですが。

世の中には多くの霊媒師がいますが、このような能力を
身につけているのは私だけです。
他の霊媒師には誰ひとり、真似できません。

ですから当然、報酬もそれに見合うだけのものを支払っていただきます」

「その報酬のことなんですが・・・」

夏海が不安げな表情を浮かべた。学生の彼女に大金は払えない。
だが、菜々子から聞いた話では、別の手段があるはずだ。