逢わせ屋~美形霊媒師に恋をして~

「デザートも用意してあります。
うちの近くのスイーツの美味しいお店で、
パンプキンのプリンを買ってきました」

「デザートは、他にもっといいものがありますが」

「・・・ごめんなさい、プリンはお嫌いでしたか」

夏海の顔が一瞬、くもった。

「おや、わかりませんか。恋人や夫婦ならピンとくる会話ですよ」

彼女はしばらく考えてから、言葉の意味を理解した。

「あっ・・・。あの、わかったと思います」

と言ったきり、うつむいてしまった。
食事の後に起こることに気持ちが行ってしまい、言葉が出てこない。

「本当にウブなひとですね」

わかりやすい彼女の反応を見て、アルはまたいじめたくなるが、
今日は我慢しよう、と思う。