夏海とアルが互いにかばいあうのを見て、大翔の嫉妬心は頂点に達した。
それまで興奮していた彼の声が急に冷静になる。
「お前ら、二人とも絶対に許さない。
楽しいなあ、みんなで死出のバスツアーだ」
あはは、と彼が笑い声をもらすのを聞いて、アルの体に冷たい汗が流れた。
――だめだ、完全に狂ってしまった。
カーブはもう目の前だ。
――どうしようもないのか。
アルが観念して目を閉じかけたその時。
「うわあっ」
運転手が叫び声をあげて急ブレーキを踏んだ。
がくん、と車体が大きく揺れ、乗っていた全員がバランスをくずして
前方へ投げ出されそうになる。
それまで興奮していた彼の声が急に冷静になる。
「お前ら、二人とも絶対に許さない。
楽しいなあ、みんなで死出のバスツアーだ」
あはは、と彼が笑い声をもらすのを聞いて、アルの体に冷たい汗が流れた。
――だめだ、完全に狂ってしまった。
カーブはもう目の前だ。
――どうしようもないのか。
アルが観念して目を閉じかけたその時。
「うわあっ」
運転手が叫び声をあげて急ブレーキを踏んだ。
がくん、と車体が大きく揺れ、乗っていた全員がバランスをくずして
前方へ投げ出されそうになる。
