アルは言葉に詰まった。
本当は、お前みたいに自分勝手なコドモの気持ちなんかわからねーよ、
と言ってやりたいところだ。
だがヘタなことを言えば、すぐにでも夏海の喉から血しぶきが上がりそうだ。
「では、こうしましょう。
とりあえずバスを止めて、夏海さんを降ろしてください。私は残ります。
もう一度、二人でゆっくり話をしましょう」
カーブまで、あと一分もない。
「だまされないぞ。
夏海が降りたら、おまえは窓から飛び降りて逃げるつもりだろう」
「そんなことはしません。どうか信じてください」
図星だったのだが。
「ヒロくん、わたし、あなたと一緒に逝く。
だからアルさんだけは降ろしてあげて。わたしがいれば、それでいいでしょう?」
大翔の腕の中でか細い声がした。
本当は、お前みたいに自分勝手なコドモの気持ちなんかわからねーよ、
と言ってやりたいところだ。
だがヘタなことを言えば、すぐにでも夏海の喉から血しぶきが上がりそうだ。
「では、こうしましょう。
とりあえずバスを止めて、夏海さんを降ろしてください。私は残ります。
もう一度、二人でゆっくり話をしましょう」
カーブまで、あと一分もない。
「だまされないぞ。
夏海が降りたら、おまえは窓から飛び降りて逃げるつもりだろう」
「そんなことはしません。どうか信じてください」
図星だったのだが。
「ヒロくん、わたし、あなたと一緒に逝く。
だからアルさんだけは降ろしてあげて。わたしがいれば、それでいいでしょう?」
大翔の腕の中でか細い声がした。
