「大翔君、確かに夏海さんは最初、あなたの後を追おうとしました。
しかし今は違います。
悲しみを乗り越えて、また前向きに生きる気になっています」
アルは内心、焦っていた。
車道をしばらく真っ直ぐに進んだ先の、左へ折れるカーブ。
あのカーブを曲がりきると、バスはこの浜辺から消えて、
夏海は二度と元の世界に戻れなくなってしまう。
そうなる前に、なんとかバスを止めて彼女を降ろさなければ・・・。
「夏海さんには、まだまだこれから生きる時間が残されているのです。
あなたがそれを奪うことはできません」
「お前に、俺の気持ちがわかるのか?
たった二十二歳で、人生これからって時に恋人を残して
死んでいく俺の気持ちが、わかるのか?」
しかし今は違います。
悲しみを乗り越えて、また前向きに生きる気になっています」
アルは内心、焦っていた。
車道をしばらく真っ直ぐに進んだ先の、左へ折れるカーブ。
あのカーブを曲がりきると、バスはこの浜辺から消えて、
夏海は二度と元の世界に戻れなくなってしまう。
そうなる前に、なんとかバスを止めて彼女を降ろさなければ・・・。
「夏海さんには、まだまだこれから生きる時間が残されているのです。
あなたがそれを奪うことはできません」
「お前に、俺の気持ちがわかるのか?
たった二十二歳で、人生これからって時に恋人を残して
死んでいく俺の気持ちが、わかるのか?」
