黒いシンデレラ



窓は閉め切られ カーテンも綺麗に
閉まっている

冬とは 思えない暑さだったから
少し蒸し暑い


掃除をあまりしないのかな?

ところどころ シミのようなものが 絨毯

についている


そう 思ってキョロキョロしていたら

王子様が 口を開いた



「この靴が ぴったり合う女性を探してるん

だ。 さぁ、履いてみてくれ」



そう言われて差し出されたのは

あの ガラスの靴だった








私は深呼吸した