「そう?あ、ねぇねぇ何か食べる?これとかー・・・」 先程までの泣き顔はどこへ行ったのか、今は真剣な顔で冷蔵庫を漁っている。 「あ!抹茶プリンある!ねぇ抹茶好きでしょ?」 私は甘い物があまり得意ではないが、唯一抹茶系のお菓子は好きだ。覚えててくれたのかな、と少し嬉しくなった。 「・・・ふふ、ありがと」 プリンを受け取る時に触れた優の手は、温かかった。