「そっそそそそっか・・・?!」
優にとっては自然に出たんであろう言葉に、自分でも驚くほど動揺して声が裏返った。
「ちょっ、ちょっと顔真っ赤だよ!暑い?何か飲む?!」
わたわたと慌てて飲み物やら冷えピタなんかまで出してきた。
本当に鈍感な奴だ。
「へ、平気だよ!それに人に知られたくないことぐらい誰にでもあるでしょっ」
できるだけ平静を装おうとまだ熱い顔をふいと背けた。
「んー・・・僕はどうせそこまで長い命じゃないしなぁ。雨美になら、むしろ僕の色んなこと知っててほしいな!」
いつもの柔らかい笑顔のまま、平然とそう言った優に先程までの気恥ずかしさは無くなりふつふつと湧き上がる次の感情に身を委ねた。
ペチッ
優の頬を叩いた音が、静かな病室ではやけに大きく感じた。
