日が暮れかけた、帰り道。
「はぁ・・・」
溜息の原因は先程の二人のこと。
きっと、綾花ちゃんも優のことが好きなんだろうな。
綾花ちゃんは本当に女の子らしくて可愛くて、女の私でも時々キュンとする。
「そりゃあ私は、女の子らしい要素だって少ないけどさぁ・・・」
綾花ちゃんは髪の毛はストレートのロングで裁縫や料理が得意な掃除好きで、趣味はぬいぐるみ作り。
可愛くて気配りができて優しくて、優が好きになってもおかしくはないとすら思ってしまう。
私はと言うと昔っからショートカットで軽い跳ね毛、家庭科的なことは全面的に苦手で趣味はと言えばパソコンをいじったりするくらい。
身長も高くて大人っぽいイメージしか持たれない。
おまけに女の子に一番重要(らしい)明るさなんて微塵も無い静かな性格ときたものだ。
さっきの優の態度といい、きっと二人は両想いなんだろうな・・・。
「まあ幸せになってくれるなら・・・それでもいい、かな」
なんて、私は大嘘つきだ。
