突然だが、ここで保育室が出来た理由をお教えしよう!って言っても、別に特別凄い理由でもない。普通は先生方の子供を一時的に集め、面倒を見るとか初等科の子を預かるとかなら納得はいくのだ。

保育室が出来た理由それは…

"『いやぁ、皆何か部活に入らなきゃいけないなんてねぇ?何部にしようか?小暮?』"

だ。俺と日々谷は無所属で、かといって他の部活に入るのも面倒で後々保育部の顧問となる"安西美景"なる現国の女王と称される俺の姉に相談したところ、

「保育部」
「は?」
「保育部作れ。」
「なんでだよ!!!つか、なんの部活だよ!!!」
「この部活動を通し、小さな子供の面倒や成長を見守り、親御さんの力となる部活だ。カッコいいだろ?しかも君は、小さな子供の面倒を見るのは得意だろう?」
「誰のせいで…!!!」

安西美景は意外にも子供好きなのだが、面倒を見るとは別だと従兄弟や親戚の小さい子が来ると面倒を全て俺に任せて、それを遠くからニタニタしながら見るというそれはそれは恐ろしい光景だった。要するにコイツのせいで俺は小さな子供の面倒を見ることに関してはドンドンレベルアップしていったってわけだ。恐らく、今の職業だと小さな子供とふれあう機会が少ないからこの部活を立ち上げたいのだろう。

「まぁ、そんなに怒ることはないだろう?君にとってもいい話だ。」
「まぁ…な。つっても、肝心の子供が居なかったら意味ねぇだろが。」
「まぁ、そう焦るな。君のロリショタハーレム計画は必ず問題なく進行している。」
「何故、俺をそこまで変態にしたてあげたいんだあんたらは!!!」
「現に変態ではないか?否定しなくたって大丈夫だ。そんなことで私は君を嫌いになどなったりしないし、ひいたりもしない。安心しろ。」
「まったく安心出来ないんだが!!!」
「まぁ、そんなことどうでもいいかな?今、君が知りたいのは自分のロリショタハーレム計画に加わる素晴らしい人材の方が気になるよな?すまない。だが、かなり皆優秀だぞ?いろんな意味で。」
「本当にやめてくれ…。俺はそんなこと考えてねぇし、考えたくもねぇ。」

思わず溜め息をつく。でも、ちょっとだけ…

「でも少しだけ、嬉しそうな顔をするんだな?」
「うっせぇ…///」
「君は顔に出るから分かりやすくていい。保育部の部長は君、私は顧問をしてやろう。保育部の部員となるスタッフは君のその体や顔を使ってスカウトしてくるといい。」
「んなもん、使わねぇーよ!!!」
「どうかな?君はストライクゾーンが幅広いからなwww 」
「あんたが言うと冗談に聞こえねぇよ…」
「おや、違うのか?」
「ちげぇーよ!!!」

絶対に人の反応を見て楽しんでいる。だが、こういう人だからと思うと諦めがつく自分が一番怖い。

「まぁ、勧誘のしかたは人それぞれだ。好きにするといい、あまり変な風に勧誘するとすぐやめられてしまうからな?あと、小さな子供の手配はこっちでしておく。恐らく、教員の子供か初等部の子供、又は生徒の弟・妹になるだろうな。」
「まぁ、なんでもいいよ。」
「君らしいな。だが、絶対に手を出すなよ?色々めん」
「だから、出さねぇーよ!!!」

「へぇー…。保育部って安西先生が考えたんだねぇ。僕はてっきり小暮が自分のロリショタハーレム計画を遂行に達成するために作ったんだと
思ってたよ…。」
「」