電車に乗り込むと僕はケータイをいじりはじめる、隣からは陽の視線を感じるがそんなことは気にしなかった、僕からしたらケータイゲームは時間つぶしに最適で昔から人と関わるのが苦手な僕にはとてもいい遊びだ一駅越えてからも依然陽の視線を感じる、でもそのままにしておいた
高校近くの駅につくとまた無言のまま歩き始める、すぐに学校につくとまずはクラス分けの掲示板を見る、陽とは同じクラスのようだ、ふと隣の陽に視線を向けるとなんとも言えないゆるんだ笑顔をしていた、他の人なら何と言うかは知らないが僕からするとこわい、すぐに視線を逸らすと陽が教室に行こうといつのまに貰ったのかプリントを片手に僕に呼びかけた
「楽しいクラスだといいね」
陽は笑顔でそう言ってくる、僕にとってクラスなんていう団体はただの居心地の悪い空間でしかなく正直足取りは重い、そんなことを考えていても教室にはついてしまう
座席は番号順で近い名字の僕らは前後で一番窓際の列陽は1番前、だから僕は前から2番目になる
