生きてる………まだ、生きてる。 誰か、生きている証を…私に………ちょうだい…? 涙さえ、でてこない。指で頬を痛くして見ても、痛くない。 ………ああ、紗綾の誕生日祝ってあげられなかったな。 お母さんとお父さんに、親孝行してあげられなかった。 盛田先輩と、たくさん話したかった。 もう、これは実現できない… ただの、私が残してしまった後悔だ。