ベットに横になって、色々なところにチューブのようなものをつけて、小さく手招きをする眞白。 私は、その場に立ち尽くしてしまっていた。 「さ………や………」 途切れながら、一生懸命私の名前を呼んでくれている。 「眞白………」 元気に振舞おう、そしたら眞白が明るくなるかもって、病室の前で考えてたのに。 そんな状況じゃない。冗談言って笑える状況じゃない。 まだ12歳の私にもわかる。