その夜、眞白からLINEがきていた。



『紗綾、ごめん。まだ盛田先輩には病気のこと、話してないの…運動会の日、告白されて付き合ったけど、言えなかった。少しだけ、贅沢してもいいかなって…終わることは見えてるのに…紗綾、少しだけ私に贅沢させてくれる?』


顔文字も、絵文字も、スタンプも…なにも使われていなくて、真剣にかかれたものだとは分かった。


『気にしないで?…眞白、私盛田先輩が好きだから少しやきもちやいて、ひどい態度しちゃってごめん。また仲良くしてくれる?』



少しだけ、素直になれた自分がいてほっとした。


『紗綾と仲良く出来ないかと思って怖かった!でも、そう言ってくれて嬉しい!また、仲良くできるね!』


なんだ、同じこと考えてた。

仲が悪くなるのが、本当に怖かった。


『うん!眞白、大好きー♡』


一通り、話し終えた後まえみたいに仲良くなってLINEのアプリを閉じた。



まだ、盛田先輩の事が頭の中をぐるぐるさまよっている。