眞白、あとどれだけ生きられるか分からないから、あと少しの人生楽しんでもらいたいのに……… どうしても、私の恋心が親友の成功を喜ばせてはくれない。 「眞白、本当は大好きだよ」 しーんとしている帰り道、独り言を呟いた。 これが、本人の目の前で言えたらどんなに楽だろうか。 素直になれない自分にいらいらした。