次の日、眞白の口から意外な言葉がでてきた。



「眞白!一緒に帰ろー!」



いつものように、部活帰りにそういった。


「ごめん………紗綾には言う。私ね、ーーーーーなったの。だから、これから帰れない、ごめんね?」



私の耳が、これは聞いてはいけない言葉と忠告した。


でも、私の脳はそれを許さなくて、しっかりと聞こえるようにした。


でも、それが現実だとは自分の涙の冷たさで分かった。