「ふぅ~。おわった~!!」
「今日の授業はこれで終わったから
もぅ部活だけだね。」
「部活かぁ~。はぁ....」
「どうしたの?ため息なんてついて。」
「あまり部活行きたくないんだよね....」
「あゆみん吹奏楽部に入ったんだよね。
そんなに吹奏楽部ってきついの?」
「きつくないけど、周りが小野崎目あて
ばっかりなんだよね....
音楽にちゃんと興味がある人が少なくて
いやになっちゃうよ」
「それは嫌になるわな。まぁ、ガンバ!」
「私からは何も言えないけど頑張ってね」
「ありがとー。二人とも」
私は重い足取りをしながら音楽室に向かった。
その間の道で小野崎にあった。
「おーぃ。神永ー!!」
「なによ。」
「何か怒ってんの?
まぁ、いいや。どうせこのあと音楽室いく
んだろ?一緒に行こうぜ!!」
「なんでよ....」
「だって、同じクラスメイトとしても同じ部員としても仲良くなりたいじゃん。」
「だったらほかのこと行けばいいのに。」
「だって、ほかの奴らは音楽に興味無さそうなんだもの。それに比べて神永は音楽を愛しているだろ?
だから話してみたいと思ったんだ。」
「え....?」
「他の奴らは何が目的かわからんけどさ
お前は全然違うだろ?」
「う、うん。」
「じゃあ、一緒に行こうぜ!!」
「仕方ないな。一緒に行ってあげるよw」
私達はその間の道でたくさんのことを話した。
小野崎はじぶんと同じで音楽を愛している人だとわかって少し安心した。