水につけてるはずなのに、濡れない。 服が……、濡れねえ…?? 「何でだよ!!!」 海を殴るように自分の手を水面に叩きつける。 バシャンッ! 「は……、?」 返り水で身体が濡れた。 今、俺がこうしてるうちに、変な未確認生物は人間の心臓を食してる。 何で、服に水がつかねえんだよ? 何で、望み通りに……。 まだ、まだ、…………。 「ナンデモ、オモイドオリニ、ナルトオモウナ。」 ビクッ