スプリット人格。



――…


ミナトと、ルイと、小隊が俺を一斉に見る。
涙が止まらない俺を、優しく抱き締めるアニィ。

「やっと会えた……。」

目を見開いて涙を流す俺。
全身が震えて止まらない。

俺の親父は………、国の為に戦った英雄だったのか?

「貴方に、会いたかった。…会いたかった。」

聞いて、ねえよ…。
俺の父ちゃんは、酒におぼれて…。

ミナトが、俺の手を強く握る。
ルイも、俺の片方の手を強く握る。

「レオ・ティース。ミヤビさんの息子ね…?」

ゆっくりと頷く。

「うあ…、うわあ…」

涙を流すことしかできない俺を見て、小隊は眉を下げて舌打ちをした。
なさけねえ、情けない。

何も知らなかった…。何も、何も…。