スプリット人格。



そう想っていた。

機会に目をうつすと、赤い点がもう数十個になっている。
いける…。
いけるよ、ミヤビさん。

もう一度目を閉じ、ミヤビさんを追う。

他の兵士を食すスプリットを見て、パッと目を開けてしまった。
心臓をくり抜くスプリット。

あ、あんな食べ方するの…?
駄目だ、み、見れない…。

息をのみ、パッと目を閉じる。
一番に入り込んだのはミヤビさんの姿……なの?

「ひぃっ!」

声を上げてしまう。
涙で顔が濡れてる事も気付かず、周りの人が私を心配して声をかけてくれる。

だって、
ミヤビさん、下半身が……。

パッと目を下に向け、機械を視界にいれる。
3つの赤い点。
4つ、5つ…6つ…。

増えていく。

身体が動かなくなる。もう一度目を閉じる。

ミヤビさんは涙を流しながら、両手に太い針を握り、6体のスプリットと戦っている。
スピードは遅い。すごく、けど、明確な方向に針を向け、スプリットの口を引き裂く。