スプリット人格。


――…


「レオ、起きなさい。ミナトが迎えに来てるわよ。」

じわじわと身体に当たる太陽の光。
あぁ…眠い…。

「レオ、早く起きないと遅刻する。着替えて。」

いつものミナトの声が、俺の耳を刺激する。
おきたくねえ…。
寝返りを打つ。

「レオ、早く。」

「わーったよ……。」

首の汗を拭い、上半身を起こす。
重い瞼をゆっくりと開ける。

すると、母ちゃんが俺を優しく抱き締めた。

「おい、何だよ、ミナトいるんだからやめっ…」

「生きてッ…レオッ…。」

「…?」

おい、何言ってんだ母ちゃん?
寝ぼけてんのか?生きてって、俺、生きてるじゃん。