「バカなのか?貴様は。こんなに先が読めない戦闘員は初めてだ。」
ぼやく目を手で擦り、視界を開く。
「ッ!?おいっ!ソイツらを離せっ…!」
ミナトとルイと、女親子が、ポニーテールをした身体の透けてる女に抱きかかえられている。
俺と、あの未確認生物と同じように、顔だけハッキリして身体が透けてる。
「黙れ餓鬼。」
バッと横を見ると、眉間に皺を寄せ、前髪をピンで留めた男がレオと俺と男を担いでいる。
「ッ??!」
俺はバッと男の手を振り払い、自ら空を飛ぶ。
頭が痛い。片目を瞑り、相手に問う。
「お前ら、何なんだ!」
「命を助けたのに、その言い方はないんじゃないの?」
やたら強気のこのポニー女。
そういや、さっきの破裂音…で、俺の頭にいた未確認生物を殺したのか?
