グンッと身体を3人の子供の方へと飛ばす。
ブチィッ!!
「ぐあッ!」
一匹の未確認生物が、俺の頭にかじりつく。
頭に刺さる歯が痛くて、俺は大きく身体を揺さぶる。
心拍数がありえない速度で上がる。
「レオッ!」
ミナトが俺の頭に手を伸ばす。
「駄目だ!!」
必死で俺は抵抗し続ける。俺に捕まる人たちが悲鳴を上げる。
涙が流れてるのかも分からない。
瞼を閉じると母ちゃんが見える。
助けなきゃ、いけねえのに、意識が遠のく。
頬に伝うこの生温かいものは、血だろうか。
ブシュッ!
破裂音に近い音が俺の耳に響き渡る。
それと共に、一気に身体が軽くなった。
