「レオ、ルイ、ミナトも一旦うちに来なさい。」
足に力を込めて、グラッと重い身体を持ち上げる。
ルイの手をグイッと引張り、無理矢理起こさせる。
眉間に皺を寄せ、目を瞑って涙を流し続けるルイの表情。
「…」
俺は、この時、一つの事を決心したんだ。
頂点にたつだとか、上に行くとかじゃなくて、
変えたい。
コイツらを泣かせたこの世界に憎しみを生んだ俺は、
いい意味で、この世界をぶっ潰す事を心に決めた。
「…、で、ミナトとレオ、学校はどうしたの?」
家につき、机を囲むように座った俺ら。
ミナトは目を虚ろに、顔色が悪い。
ルイは、膝をぎゅうっと掴んで、俯いてばかりいる。
「………辞めた。」
「…!…、なんでそんな事…!」
