あれ…?アイツ…頬から血…、
…!まさか……!
「あっ、レオ!」
ミナトを無視し、俺はルイの前で立ち止まる。
「あぁ?何だ餓鬼ィ、コイツのお友達かァ?」
ガッ!
ヘラヘラと笑っている男の左頬を思い切り殴る。
足を崩す男の上に飛び乗り、次々に顔を殴る、殴る、殴る。
「何すんだこの餓鬼ッ!!」
「「レオッ!!」」
もう一人の男が俺の顔面を殴り飛ばした。
「お前らッ、恥ずかしくねえのかよ、大人の癖にッ!」
激痛が俺の顔面を襲う。
歪んだ顔で、ルイとミナトが俺の方へ駆け寄る。
「ルイが、何したっつーんだよ!」
