歩く速度が自分の方が速かったせいか距離が近くなる。 背中を丸めた男は異常なまでに呼吸が激しかった。 ゼィゼィ ハァハァ 次の角を右に曲がればすぐにコンビニだ。 気持ち足が速くなった。 男を抜かす時、チラッと男の顔を見た。 やばいっ目があった。 しかし気にしないようなそぶりで角を曲がり、コンビニへと向かった。