渇きも限度に達し、渋々と財布だけをジーンズのポケットに入れて出掛けた。



コンビニへ向かう途中に昨夜の場所へ差し掛かった。何も変わらない。
バサバサと蛾や虫たちが舞う音だけが聞こえた。



途中変わったことがひとつあった。
見馴れない男が前を歩いていた。



さほど気にしていなかったがどうやら様子が少しおかしい。